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視覚障害者就労相談人材バンク ~私たちの就労経験を伝える~

SJBクロスロードで行事を開催しました。

 8月22日に、就労相談人材バンクの若手の会「SJBクロスロード」で初めての行事を開催し、発足メンバーの講演と、グループに分かれての、メンバー・ゲストでの顔合わせを行い、実りあるひとときとなりました。詳細は以下のとおりです。

【SJBクロスロード 第1回企画 ~聞いてみーひん、喋ってみーひん? 仕事と未来~】

1. 日時・場所
 日時  2021年8月22日(日曜)14時~16時
 場所  Zoomによるオンライン開催

2. 参加人数  23名(人材バンクメンバー9名、ゲスト9名、発足メンバー3名、事務局2名)

3. スケジュール
 14時 開会の挨拶・連絡事項・参加者紹介
 14時10分 聞いてみーひん? 発足メンバーの仕事と未来(山元、濵﨑、谷口)
 15時 休憩
 15時5分 しゃべってみーひん? 一人一人のマイストーリー
 15時55分 書籍『あまねく届け! 光』紹介、閉会挨拶
 16時 終了

4. 内容
 人材バンクでは2020年度より、就労課題ごとの分科会が始動し、毎回、活発な意見交換が行われている。
一方、20代・30代の若手メンバーの参加は少なく、一定のハー
ドルがあるかもしれない。
同世代だからこそ話せること、聞いてほしいこと、知りたいことがあっても、コロナ禍で情報交換の場も限られている。
そうした思いから、メンバーの発案でユースの会を立ち上げ、「SJBクロスロード」と命名した。

 「クロスロード」の呼称には、敷居を低くして、より多くの若手メンバーが気軽に参加できる場にしたいとの願いが込められている。
対象者は基本的に30代までの視覚障害当事者とし、人材バンクのメンバーに加え、ゲストの参加も呼びかけていきたい。
就労はもちろん、趣味や恋愛、ときには視覚障害学生との交流など、一人ひとりが主役の集まりを目指している。

 「聞いてみーひん? 発足メンバーの仕事と未来」では、異業種で働く3名が自身の生い立ちや就職までの道のり、仕事内容、展望と課題などを語った。
「しゃべってみーひん? 一人一人のマイストーリー」では、18名の参加者を6名ずつの3グループに分け、全員が発言できる場を設けた。
発足メンバー3名がそれぞれファシリテーターとなり、自己紹介・感想の共有、仕事や学生生活の今、今後への期待などに耳を傾けた。

◆事務局スタッフからの一言
 クロスロードの構想を伺ったのは、2020年12月のことでした。
常日頃より、若手の集える場がほしいと感じている仲間が多いことを肌で感じ、私自身もその一人です。
手探りでのスタートとなりましたが、発足メンバーで春頃から行事の開催に向けて話し合いを重ねました。
オンラインでの制約が多い中で、どうすれば魅力ある行事にできるか。
メンバーの垣根を越えて、楽しみを感じてもらえるためにどのような工夫が必要か。
スムーズな進行に向けて、窓口の体制やタイムスケジュール、広報、グループ分けに知恵を絞り、当日を迎えました。
参加者全員で声を出す時間を取ることはかないませんでしたが、関東から九州まで、予想を超える申し込みがありました。
グループ内では様々な立場から積極的に発言してもらい、文章では味わえない「リアル」を感じました。
終了後、「また参加したい」と嬉しい声も多数寄せられ、運営の励みになっています。
今後も、人材バンクメンバーのみならず、就労を目指す学生の皆さん、そして就労について仲間と語り合いたい若手の皆さんにクロスロードの存在を知っていただけるよう、歩を進めていきたいと思います。