本文に移動する

視覚障害者就労相談人材バンク ~私たちの就労経験を伝える~

キャリアアップ・スキルアップ検討分科会が開催されました。

 7月4日にキャリアアップ・スキルアップ検討分科会が開催され、資格取得の受験時の配慮について等の話題で盛り上がりました。詳細は以下のとおりです。

【キャリアアップ・スキルアップ検討分科会 実施報告書】

1. 日時・場所
 日時  2020年7月4日(土曜)13時30分~16時30分
 場所  日本ライトハウス情報文化センター 4階会議室
     大阪市西区江戸堀1-13-2

2. 参加人数  20名
 内訳 14名(オンライン)、6名(会場)
 (事務局の晴眼者2名を含む)

3. スケジュール
 はじめに 岡田弥さんへの追悼の意を込めて、全員で1分間の黙祷実施
 13時30分 開会の挨拶、連絡事項、参加者声出し
 13時50分 事例紹介 伊勢元、山田、的場
 14時30分 休憩
 14時40分 全体での質疑応答、意見交換
 16時15分 まとめ、閉会の挨拶
 16時30分 終了

4. 内容
◆事例紹介
①伊勢元
 チームワークの大切さとチームのスキルアップ、管理職としての心構え、部下との向き合い方など。

②山田
 仕事に生かせる資格を多く取得したこと、その勉強の仕方と受験での配慮の交渉方法、総合職へのキャリアアップなど。

③的場
 見えないながらも日々の業務を確実にやりながら信頼関係を作ること、視力低下が進み拡大から音声に変わっても仕事を継続していること、視覚障碍者として働くために工夫していることなど。

◆質疑応答・意見交換
・コミュニケーションスキルの一つである笑顔についての考え方、取り組みなど。
・見えない状況で相手を探したり、声をかけたりする方法など。
・資格試験では申し込み前に要求内容を伝えることが重要。
・各種資格の勉強方法の質問あり。
・チーム作りの手法、昇格試験の対応方法、人事考課の方法などの質問あり。
・キャリアアップ・スキルアップすることが良いのかという問いもあった。

5. 分科会プランニングファシリテーター振り返り
 当初は情文の会議室に集まって全体での活発な意見交換を予定していたのですが、コロナ感染予防のため、運営方法をZoomに変更しての開催となりました。運営側は円滑に進行させるため情文の会議室に集まりました。会場とZoomでの参加者がうまくコュニケーションできるのか心配でした。オンラインという特性から一体感を感じにくい状況もありましたが、みなさんのご協力により、無事に分科会を終えることができました。
さまざまな話題について情報交換ができ、経験を伝える、バンクメンバーの交流を深めるという人材バンクの目的に合致した分科会となりました。

以上
作成:キャリアアップ・スキルアップ検討分科会プランニングファシリテーター
    伊勢元、山田、的場

◆事務局スタッフからの一言
 人材バンクでは6つの分科会が立ち上がり、いろいろな切り口での開催を楽しみにしていました。
事務局は殆ど関与せず、各分科会のプランニングファシリテーター(以下PF)に企画から当日の運営に至るまでご一任しています。
コロナ禍で5月の開催予定から延期となりましたが、PFの皆さんの熱意で、Zoomを利用したオンラインでの開催が実現しました。
今回はPFのお三方の興味深い体験・経験談を聴くことができました。

 伊勢元さんからは学生時代の野球経験から、チームで結果を出すためのヒントを伺いました。
管理職として預かった組織全体の底上げ、目標達成に向けたご自身の役割を話してくださいました。
山田さんは自らのスキルアップの為に、様々な工夫をされて数多くの資格をお持ちです。
ご自身の仕事の幅を広げるべく総合職に職務変更され、昇進も実現されました。
的場さんは進行性の疾患を抱える方々が直面する課題を取り上げられました。
徐々に視力が低下する中で拡大読書器から読み上げソフトにツールを変更し、就労されています。
上司や会社との交渉等は決して簡単なことではなく、いかに執務環境を整え、担当業務をこなしていくか、大変参考になりました。
その後の質疑応答では参加者から活発な質問や意見が寄せられました。
印象的だったのは、各種資格試験の受験時の配慮について、出願前にいかに主催団体と交渉するか、秘話が聞けたのも分科会の良さですね。

 キャリアアップ・スキルアップといえば、何か難しいことを連想しがちですが、その根底にあるのは、コミュニケーション力の大切さではないでしょうか。
ご自身の仕事を継続されるにあたっての「工夫」こそが、我々視覚障害者にとってのスキルアップそのものではないかと感じました。
とても内容の濃い、充実した分科会で、大きな一歩を示してくださったことにただただ感謝感謝です!
ありがとうございました。

文章の先頭に戻る