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視覚障害者就労相談人材バンク ~私たちの就労経験を伝える~

SJB 九州・沖縄の環 第2回企画「九州・沖縄視覚障害者就労事例発表会」を開催しました

 2025年6月8日(日) SJB 九州・沖縄の環 第2回企画「九州・沖縄視覚障害者就労事例発表会」実施報告書

1.はじめに(九州・沖縄の環のご紹介)
 視覚障害者就労相談人材バンク(以下「人材バンク」という)では、「SJB 九州・沖縄の環」という、九州・沖縄で働く人材バンクメンバーが集まる場を、2024年に作りました。
※ 「九州・沖縄の環」の「環」は、循環・環境の環の訓読み「わ」です。
「きゅうしゅう・おきなわのわ」と読みます。
私たちが職場でやっていることを誰かが聞いて、私もやってみようとどんどんつながりをつくっていくような循環を、九州・沖縄地域で広げていきたいと思い名付けました。
社会に出て実際に働いている視覚障害者の話を伝えて、視覚障害者もいろいろな分野で働くことができるんだということを多くの方に知っていただきたいと思っています。

2.イベント概要
日時:2025年6月8日 日曜日 20時から21時20分
場所: Zoomによるオンライン開催
参加人数:41名(スタッフ8名含む)

スケジュール(時刻、内容の順に表示)
19時45分 接続開始
20時00分 主催者挨拶等
20時05分 就労事例発表1・質疑応答
20時20分 就労事例発表2・質疑応答
20時35分 就労事例発表3・質疑応答
20時50分 就労事例発表4・質疑応答
21時20分 終了
※ イベント終了後21時40分まで、自由参加の質疑応答時間を設定しました。

3.就労事例発表および質疑応答の要約
 今回、 SJB 九州・沖縄の環主催で、九州・沖縄で働く視覚障害者の就労事例発表会を開催しました。
民間企業勤務 ITサービス総務職、民間企業勤務 総務部門事務職、行政機関勤務 行政事務職、保育施設勤務 保育士の4人のメンバーが、「職場での困り事とその解決への取り組み」をテーマにお話しました。
視覚障害をもつそれぞれのメンバーがどのような仕事をしているのか、職場でどのような困り事があり、困り事の解決に向けてどのように取り組んでいるかなどの多くの就労事例の発表がありました。
質疑応答の中では、それぞれの地域での通勤状況についてや、困った時にどのように対処していたか、職場や関係者に障害の状況を理解していただくためにどのようにしているのかなどの質問がでていました。
今後も九州・沖縄で視覚障害者がどのように働いているかを、たくさんの方に知っていただけるような活動を検討していきたいと思います。

4.参加者の方からいただいた感想
・登壇者の方々それぞれが直面した困りごとに対する対処法について詳しく聞くことができ大変参考になりました。
・自分の障がいを、自分自身で理解して、出来ること出来ない事を相手に伝える事って大事だなと共感しました。
・それぞれのお話の中に参考になる点や勇気づけられる点がありました。
・今後の中途視覚障がい者の方への希望になるお話しだったと思います。
・様々な業種からの立場の話が聞けて、大変参考になりました。
・発表者のみなさんの経験されたこと、共感しながら聞いていました。
・一般的にメディアだと、光の部分しか放映されないので、それぞれに困り事があること、解決できたこともあるけど、なかなか解決が難しい現状もあることを知れたことがよかったです。うまくいかないことがあっても、まぁいいかと思っても大丈夫かもしれないと少し気が楽になりました。
・皆さんのお話をお聞きして、私も頑張らないとな、と強く思いました。また次回も楽しみにしてます。

 今回の企画にご参加・ご協力いただいたみなさまに心より感謝申し上げます。
ありがとうございました。