SJB 九州・沖縄の環 第3回企画「九州・沖縄視覚障害者就労事例発表会」を開催しました
2025年8月31日(日) SJB 九州・沖縄の環 第3回企画「九州・沖縄視覚障害者就労事例発表会」実施報告書
1.はじめに(九州・沖縄の環のご紹介)
 視覚障害者就労相談人材バンク(以下「人材バンク」という)では、「SJB 九州・沖縄の環」という、九州・沖縄で働く人材バンクメンバーが集まる場を、2024年に作りました。
※ 「九州・沖縄の環」の「環」は、循環・環境の環の訓読み「わ」です。
「きゅうしゅう・おきなわのわ」と読みます。
 私たちが職場でやっていることを誰かが聞いて、私もやってみようとどんどんつながりをつくっていくような循環を、九州・沖縄地域で広げていきたいと思い名付けました。
社会に出て実際に働いている視覚障害者の話を伝えて、視覚障害者もいろいろな分野で働くことができるんだということを多くの方に知っていただきたいと思っています。
2.イベント概要
日時:2025年8月31日 日曜日 20時から21時40分
場所: Zoomによるオンライン開催
参加人数:45名(スタッフ9名含む)
スケジュール(時刻、内容)
19時45分 接続開始
20時00分 主催者挨拶等
20時05分 就労事例発表1・質疑応答
20時20分 就労事例発表2・質疑応答
20時35分 就労事例発表3・質疑応答
20時50分 訓練施設についての情報提供・質疑応答
21時40分 終了
※ イベント終了後22時まで、自由参加の質疑応答時間を設定しました。
3.就労事例発表および質疑応答の要約
 今回、 SJB 九州・沖縄の環主催で、九州・沖縄で働く視覚障害者の就労事例発表会を開催しました。
民間企業(特例子会社)勤務 事務職、視覚障害者当事者相談員・就労支援講師、国際機関勤務 事務職、民間企業勤務 ヘルスキーパーの3人のメンバーが、「職場での困り事とその解決への取り組み」をテーマにお話しました。
視覚障害をもつそれぞれのメンバーがどのような仕事をしているのか、職場でどのような困り事があり、困り事の解決に向けてどのように取り組んでいるかなどの多くの就労事例の発表がありました。
また、現在九州の訓練施設に通う訓練生から、訓練施設での具体的な訓練内容等について情報提供を行いました。
質疑応答の中では、職場の上司や同僚とコミュニケーションをとるためにどのような工夫をしているかや訓練施設でどのように学んでいるかなどの質問がでていました。
今後も九州・沖縄で視覚障害者がどのように働いているかを、たくさんの方に知っていただけるような活動を検討していきたいと思います。
4.参加者の方からいただいた感想
・訓練校のことから皆様のお仕事のことまで、知りたいことが盛りだくさんで、とても有意義な時間でした。
・マッサージ業の話も聞けて良かった。また職業訓練の話も聞けて希望をもつことができた。
・質疑応答で詳細を聴くことができたのは良かった。
・若い方が中心となり、活気溢れたイベントでした。
・テーマがしっかり絞られていて聞きやすかった。
・参加者の意識が高いからなのか、積極的に捕捉の発言が多く、とてもいい雰囲気に思った。
 今回の企画にご参加・ご協力いただいたみなさまに心より感謝申し上げます。
ありがとうございました。
九州・沖縄の就労事例等についてご相談がある場合は、個別に対応いたしますので、お気軽にお問い合わせください。